- 9度目の挑戦で2024年プロテスト合格、最年長合格者として注目
- 研修生やミニツアー経験を活かし、実力を磨き続けてきた苦労人
- 複数の企業とスポンサー契約を結び、プロとしての体制を着実に整備
Contents
プロフィール

9度の挑戦、不屈の精神で夢を掴んだ最年長ルーキー
1996年5月1日生まれ、愛知県長久手市出身の上堂薗伽純プロ。2024年に9度目の挑戦でプロテストに合格したJLPGA97期生です。28歳での合格は同期の中で最年長であり、その道のりは長い努力と不屈の精神によって支えられてきました。
プロフィールとゴルフの始まり
現在29歳(2025年5月時点)、身長161cm/162cm、血液型O型。愛知県の栄徳高等学校を卒業。本格的にゴルフを始めたのは14歳と、トッププロの中では比較的遅いスタートでした。そこで見たプロゴルファーたちの姿、特に華やかなウェアを身にまとい、好きなゴルフで活躍する姿に憧れを抱き、「私もプロになっておしゃれなウェアを着たい」という強い思いが芽生えた。 この中学時代のツアー観戦での経験が、プロを目指す原動力となりました。
研修生としての長い道のり
高校卒業後はプロを目指し、エリートジュニアや大学ゴルフ部を経ずに研修生の道を選びました。最初に所属したのは三重県の白山ヴィレッジゴルフコース。約10年間に及ぶ研修生生活は、ゴルフ技術の研鑽だけでなく、経済的な自立と精神的な強さを要求される厳しい期間であった。 遠征費などを自ら捻出し、アルバイトをしながらゴルフを続けるなど、経済的な苦労も経験しました。
プロテストへの9度の挑戦と試練
プロテストへの挑戦は、実に9回に及んだ。 研修生最初の年は費用捻出と技術習得のために受験を見送るなど、計画性を持って臨みましたが、合格への道のりは険しく、なかなか最終プロテストに進めない時期が続きました。特に大きな試練となったのが2021年3月、5度目の挑戦となったプロテストで、当時所属していたホームコース(白山ヴィレッジゴルフコース)での第1次予選敗退だった。 「この時は本当にやめようかなって。ここで通れなかったらどうすればいいんだろう」と、プロを諦めかけるほどの精神的な打撃を受けた。しかし、周囲の励ましを受けて再び前を向き、転機となったのは2022年、初めて最終プロテストに進出したことである。「この年に最終に行けたことで、“まだやれる”って思えました」と語るように、この経験が彼女の自信を回復させ、挑戦を続ける力となった。
悲願達成:最年長での合格
そして2024年10月29日から11月1日にかけて、再び大洗ゴルフ倶楽部で開催されたJLPGA最終プロテストで、初日の出遅れ(70位タイ)から巻き返し、最終的に通算2オーバー、18位タイで見事合格を果たした。 28歳での合格は、同期26名の中で最年長であった。
アマチュア(研修生)時代には、プロテスト合格前年の2023年には「三重県女子オープン」で優勝を果たしており、これは彼女のアマチュア(研修生)キャリアにおける特筆すべき実績である。
プロとしてのスタート
現在は日本ラインゴルフ倶楽部に所属し、スポンサーとして丸栄コンクリート工業株式会社や株式会社山畑コンテナ製作所のサポートを受けています。
10年近い研修生生活と9度のプロテスト挑戦を経て、ついに夢を掴んだ上堂薗伽純プロ。その粘り強さと経験を武器に、プロの舞台での活躍が期待されます。
2024年最終プロテスト結果
順位 | SCORE | 合計 | 1R | 2R | 3R | 4R |
---|---|---|---|---|---|---|
18 | +2 | 290 | 76 | 69 | 72 | 73 |
クラブセッティング
調査中
スポンサー契約
上堂薗伽純プロは、2024年11月にJLPGAプロテストに合格し、現在は日本ラインゴルフ倶楽部に所属しています。プロテスト合格後、丸栄コンクリート工業株式会社とスポンサー契約を結びました。
また、ゴルDokiミニツアーでは、SWING24/7様と年間スポンサー契約を結んでいます。
これらのスポンサー契約により、上堂薗プロはプロゴルファーとしての活動を支援されています。
契約ゴルフウェアブランド
調査中
SNS
この投稿をInstagramで見る
2025年 出場試合スケジュール
2025年ファイナルQT129位でステップ・アップ・ツアーを主戦場の予定。

\全『ステップ・アップ・ツアー』をリアルタイムで視聴するならこちら /
総括:上堂薗伽純プロの挑戦とこれから
- 遅咲きながらも強い意志でプロへの道を切り開いた情熱的な選手
- 白山ヴィレッジGCでの研修生経験が、確かなゴルフ力の土台に
- 2024年プロテストでは+2で18位と安定感あるラウンドで突破
- 丸栄コンクリートやSWING24/7など複数企業の支援を得て活動中
- 2025年はステップ・アップ・ツアーを中心に、レギュラーツアー出場を目指す