神谷 桃歌プロのフィールやスポンサー、クラブセッティングなどを調査しました

文武両道で未来を拓く、現役女子大生プロゴルファー

2006年3月3日、桃の節句に愛知県高浜市で生まれた神谷桃歌プロ。2024年にプロテストに合格したJLPGA97期生であり、現在は中京大学スポーツ科学部に在籍する現役の女子大生プロゴルファーです。株式会社伊藤園に所属し、学業と競技生活の両立に励んでいます。

プロフィールとゴルフへの道

身長160cm、血液型B型。9歳の時に父親の影響でゴルフを始め、ジュニア時代から才能を発揮してきました。プロを目指す大きなきっかけとなったのは、目標とする上田桃子プロとの出会いです。10歳頃に参加したジュニア向けのイベントで上田プロと接し、その優しさとかっこよさに憧れ、プロを目指すきっかけになったと語っています。

文武両道：学生アスリートとしての挑戦

南山学園聖霊高等学校を卒業後、中京大学スポーツ科学部（競技スポーツ科学科）に進学。プロとして競技生活を送る傍ら、大学での学業も継続しています。 将来を見据え学業の重要性も認識しており、大学で学んだ知識（人体の構造、トレーニング理論など）を自身のゴルフトレーニングにも応用していると述べています。 1年次には優秀な成績を収めるなど、文武両道を見事に実践しています。

アマチュア時代の輝きとプロへのステップ

アマチュア時代には数々の大会で好成績を収め、2023年には中部女子学生ゴルフ選手権で優勝、全国高等学校ゴルフ選手権で3位タイ、JLPGAツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」ではローアマチュア（33位タイ）を獲得しました。そして大学1年生だった2024年夏、第60回日本女子学生ゴルフ選手権競技：優勝。この優勝はプロ転向前の大きなマイルストーンとなりました。

2024年11月、2度目の挑戦でJLPGA最終プロテストに合格しました（前年は2打及ばず不合格）。 テストでは通算4アンダーの4位タイという好成績でした。さらに、プロテスト直前に日本女子学生タイトルを獲得し、その勢いのままテストに合格したことは、アマチュアとしてのピークをプロ資格取得へと繋げたことを意味し、高い実力と準備が整っていたことを示しています。

プロとしてのスタートと現在

2024年12月1日付でJLPGAに入会（97期生）。プロデビュー戦となった同月の新人戦では10位タイ。2025年2月14日には、株式会社伊藤園と所属契約を結び、今後は中京大学での学業と並行しながら、ステップアップツアーを主戦場として活動する予定です。 2025年シーズンのQTランキングは132位。シーズン序盤のステップ・アップ・ツアーでは、ヤンマーハナサカレディースで10位タイに入るなど、早くもプロの舞台への順応性の高さを見せています。

プレースタイルと目標

ドライバー平均飛距離は240ヤード。得意クラブとしてウェッジを挙げており、特に100ヤード以内のショット精度に自信を持っています。 パー5の3打目などが持ち味を発揮する場面だと語ります。「安定したプレーと笑顔」でツアーで活躍できる選手を目指しており、リラックス法はミステリー系の映画やドラマ鑑賞。

学業とゴルフを高次元で両立させ、着実にプロとしてのキャリアを歩み始めた神谷桃歌プロ。憧れの上田桃子プロのように、息の長い活躍が期待される注目の若手です。