ゴルフのスイングにおいて、クラブと自分をつなぐ唯一の接点であるグリップ。
多くのゴルファーが、スイング中にクラブが手の中でズレたり、右手と左手の力が均等に伝わらないという悩みを抱えています。
「オーバーラッピングが基本と言われたけれど、どうしても指が緩む気がする」と感じたことはないでしょうか。
また、手が小さい方や女性ゴルファー、あるいは非力なためにしっかりとクラブを握れないと不安を感じている方も少なくありません。
実は、その悩みは「インターロッキンググリップ」に変えるだけで劇的に解消される可能性があります。
このグリップは、タイガー・ウッズやジャック・ニクラスといった伝説のプロも採用しているスタイルであり、両手の一体感を生み出すのに最適です。
この記事では、なぜインターロッキングが選ばれるのか、そのメリットや正しい握り方について徹底的に解説していきます。
自分に合ったグリップを見つけることが、スコアアップへの近道となるはずです。
インターロッキンググリップの基本と特徴
- なぜインターロッキングは一体感を生むのか
- オーバーラッピングとの違いと選び方の基準
- 手が小さい人や女性に推奨される理由
- 伝説のプロゴルファーたちが採用する背景
- 指の関節や手首への負担を減らすコツ
- グリップ変更で得られるスイングの変化
なぜインターロッキングは一体感を生むのか
- 指を絡ませることで両手が離れにくくなる
- 右手の使いすぎを抑えてスイングが安定する
- クラブとの密着度が高まり感覚が鋭くなる
インターロッキンググリップの最大の特徴は、右手の小指と左手の人差し指を絡ませて握る点にあります。
この構造により、左右の手が物理的にロックされるため、スイング中に両手が離れてしまうズレを防ぐことができます。
多くのゴルファーがスイングのトップやインパクトでグリップが緩む経験をしていますが、指を絡めることでその不安を解消できるのです。
また、
このグリップは右手の余計な力を抑制する効果も期待できます。
アマチュアゴルファーの多くは利き手である右手が強すぎてしまい、結果として引っっかけやスライスの原因となる動きをしてしまいがちです。
しかし、
インターロッキングにすることで右手の自由度が適度に制限され、左手主導のスイングがしやすくなります。
これにより、クラブヘッドの挙動が安定し、ボールに対してスクエアにコンタクトする確率が高まるのです。
さらに、クラブとの一体感が増すことで、ヘッドの位置やフェースの向きを敏感に感じ取れるようになります。
まるでクラブが腕の延長になったかのような感覚を得られるのは、このグリップならではのメリットと言えるでしょう。
特にインパクトの瞬間に衝撃に負けない強さを発揮するため、方向性の安定にも大きく寄与します。
オーバーラッピングとの違いと選び方の基準
- 指の配置によるホールド感の決定的な違い
- 手首の可動域とスイングタイプの相性
- どちらを選ぶべきかの判断基準を明確化
ゴルフのグリップにおいて、最も比較されるのがインターロッキングとオーバーラッピングです。
オーバーラッピングは右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せるだけのスタイルであり、古くからゴルフの基本として教えられてきました。
両者の決定的な違いは「固定力」と「手首の自由度」にあります。
以下の比較表を参考に、それぞれの特徴を整理してみましょう。
| グリップ名称 | 握り方の特徴 | 主なメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| インターロッキング | 右小指と左人差指を絡める | 両手の一体感が強い 手が緩みにくい |
手が小さい人 女性・パワー不足の人 手首を使いすぎたくない人 |
| オーバーラッピング | 右小指を左手に乗せる | 手首を柔らかく使える 左手の感覚重視 |
手が大きい人 指の力が強い人 リストワークを使う人 |
※一般的にプロの間でも使用率は拮抗しており、個人の感覚が優先されます。
インターロッキングは構造上、両手がガッチリと固定されるため、手首を使いすぎてしまう「コネる」動きを防止するのに役立ちます。
一方、オーバーラッピングは指を乗せているだけなので、手首の可動域が広く、リストワークを積極的に使ってヘッドスピードを上げたいタイプに適していると言えます。
ただし、
手が小さい人や指が短い人がオーバーラッピングをすると、右手の小指がしっかりと掛からず、スイング中に不安定になることがあります。
もしあなたが「スイング中にクラブが遊ぶ感覚がある」と感じているなら、固定力の高いインターロッキングを試してみる価値は十分にあります。
自分に合わないグリップを無理に続けることは、上達の妨げになるだけでなく、指の関節を痛める原因にもなりかねません。
実際にクラブを握り比べてみて、どちらが「隙間なく握れるか」を確認することが、選び方の最も重要な基準となります。
基本とされるオーバーラッピングに固執せず、自分の手のサイズや握力に合ったスタイルを選ぶ柔軟性が大切です。
手が小さい人や女性に推奨される理由
- 指の長さが短くてもしっかり握れる構造
- 握力が弱くてもクラブを支えられる利点
- ヘッドスピード向上に繋がる安定感
インターロッキンググリップは、一般的に「手が小さい人」や「女性ゴルファー」に推奨されることが多い握り方です。
その最大の理由は、指の長さが短くても両手の連結を強固に保てる点にあります。
オーバーラッピングの場合、右手の小指を左手の上に「乗せる」必要があるため、ある程度の指の長さがないと安定しません。
しかし、
インターロッキングであれば、小指と人差し指を「絡める」ため、指が短くても深い位置でロックすることが可能です。
これにより、手のサイズに関係なく両手の一体感を得ることができます。
また、
握力が比較的弱い女性やジュニアゴルファーにとっても大きなメリットがあります。
指を絡ませることで摩擦係数が増し、少ない握力でもクラブが手からすっぽ抜けるのを防ぐことができるのです。
リラックスしてグリップできるため、腕や肩の余計な力みが取れ、結果としてヘッドスピードが上がりやすくなります。
特にドライバーなどの長いクラブを振る際、遠心力に負けずに最後まで振り切るためには、グリップの安定性が不可欠です。
手が小さいからといって不利になることはありません。
むしろ、インターロッキングの特性を活かすことで、手の大きさをカバーし、力強いボールを打つことが可能になります。
ジュニア時代からこのグリップを採用しているプロが多いのも、まだ体が小さく握力が弱かった時期に、クラブをしっかりとコントロールするために選ばれたという背景があります。
もしあなたがグリップの緩みに悩んでいるなら、一度このスタイルを試してみることで、驚くほどの安定感を手に入れられるかもしれません。
伝説のプロゴルファーたちが採用する背景
- タイガー・ウッズやジャック・ニクラスの影響
- パワーヒッターでも採用する意外な理由
- プレッシャー下でも変わらない再現性の高さ
インターロッキンググリップを語る上で外せないのが、ゴルフ界のレジェンドたちの存在です。
「帝王」ジャック・ニクラスや、現代ゴルフの象徴であるタイガー・ウッズがこのグリップを採用していることはあまりにも有名です。
彼らは決して手が小さいわけでも、非力なわけでもありません。
それなのになぜ、一般的に「力が弱い人向け」と言われることのあるインターロッキングを選んだのでしょうか。
その答えの一つは、圧倒的な「再現性の高さ」にあります。
プロの世界では、極度のプレッシャーがかかる場面でも、常に同じリズム、同じ力感でスイングすることが求められます。
インターロッキングは指をロックする構造上、毎回同じ位置で握りやすく、グリップのズレによるミスを極限まで減らすことができます。
また、
右手の余計な動きを封じることで、フェースローテーションをコントロールしやすくなるという利点もあります。
強烈なパワーを持つ彼らだからこそ、そのパワーを正確にボールに伝えるために、あえて遊びの少ないグリップを選んだとも考えられます。
さらに、石川遼選手や松山英樹選手(時期による)など、日本のトッププロの中にもこのグリップを試したり採用したりする選手は多くいます。
これは単なる「初心者向け」や「手の小さい人向け」という枠を超え、高度な技術を支えるための合理的な選択肢であることを証明しています。
彼らのスイングを見ると、インパクト後のフォローまで両手がしっかりと密着していることがわかります。
この一体感こそが、世界最高峰の舞台で戦うための武器となっているのです。
憧れのプロと同じグリップを試してみることは、彼らのスイング感覚に近づく第一歩になるかもしれません。
指の関節や手首への負担を減らすコツ
- 初心者が陥りやすい指の痛みの原因
- 深く絡ませすぎない正しいポジション
- 痛みを感じた場合の対処と慣らし方
インターロッキンググリップを始めたばかりの人が直面しやすい問題の一つに、「指の痛み」があります。
特に右手の小指や左手の人差し指の付け根、関節部分に痛みを感じることが多く、これが原因で挫折してしまうケースも少なくありません。
この痛みの主な原因は、指を「深く絡ませすぎている」ことや、「強く握りすぎている」ことにあります。
指の根元までガッチリと噛み合わせようとすると、スイング中の衝撃が関節に直接伝わり、負担が大きくなってしまいます。
正しいポジションは、指の付け根の少し先、指の股に少し隙間ができる程度の深さが理想的です。
無理に奥まで押し込むのではなく、自然に引っ掛ける感覚を大切にしてください。
また、
グリッププレッシャー(握る力)が強すぎることも痛みの要因です。
インターロッキングは構造自体が緩みにくいようになっているため、自分自身で強く握りしめる必要はありません。
卵を割らない程度、あるいは歯磨き粉のチューブを潰さない程度の力加減で十分です。
もし練習中に痛みを感じたら、無理をせずに一度オーバーラッピングに戻すか、練習量を調整して指を休ませることが重要です。
指の皮が剥けたり、関節が腫れたりするのは、握り方や力加減が間違っているサインかもしれません。
慣れるまでは指にテーピングを巻いて保護するのも一つの有効な手段です。
正しい握り方をマスターすれば、痛みなく快適に振れるようになります。
最初は違和感や痛みがあるかもしれませんが、ポジションを微調整しながら、自分にとって最も負担の少ない「スイートスポット」を見つけていきましょう。
グリップ変更で得られるスイングの変化
- 手首のコックが自然に使えるようになる
- オーバースイングの矯正効果
- インパクトゾーンでのフェース管理
グリップをインターロッキングに変えることは、単に握り方を変えるだけでなく、スイング全体に大きな変化をもたらします。
まず変化を感じやすいのが、バックスイングでの手首のコックです。
両手が一体化することで手首の動きがシンプルになり、正しい方向へのコッキングが行いやすくなります。
オーバーラッピングでは手首が自由になりすぎて、トップでクラブが垂れ下がる「オーバースイング」になりやすい傾向があります。
しかし、
インターロッキングは適度な制限がかかるため、トップの位置がコンパクトに収まりやすくなります。
これにより、スイングの軸が安定し、ミート率の向上に繋がります。
また、インパクトゾーンでのフェース管理も容易になります。
右手の悪さが顔を出しにくくなるため、インパクトで手首を急激に返してしまったり、逆に返し遅れたりするミスが減るでしょう。
特にスライスに悩んでいる人は、両手の一体感によってクラブフェースをスクエアに戻す感覚を掴みやすくなるはずです。
さらに、
フォロースルーでも左肘が引けにくくなり、プロのような大きなアークを描くスイングに近づきます。
グリップはスイングの出発点であり、ここを変えるだけで体の使い方が連鎖的に良くなることは珍しくありません。
もし現在のスイングに行き詰まりを感じているなら、フォームを修正する前に、グリップを見直してみることをお勧めします。
たった一つの変更が、長年の悩みを解決するきっかけになるかもしれません。
実践編:飛距離と安定性を手に入れる握り方
- 左手のパームとフィンガーの使い分け
- 右手の生命線と親指の正しい位置
- スライス矯正に効くストロンググリップとの併用
- 正しいグリッププレッシャーの確認方法
- アプローチでのインターロッキングの活用
- 自宅でできるグリップ習得ドリル
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
左手のパームとフィンガーの使い分け
- パームグリップとフィンガーグリップの違い
- インターロッキングにおける左手の握り
- コントロール重視か飛距離重視かの選択
インターロッキンググリップを実践する際、最初に決めるべき重要なポイントが「左手をどこで握るか」です。
これには大きく分けて、掌(パーム)で握る方法と、指(フィンガー)で握る方法の2種類があります。
パームグリップは、左手の生命線付近にグリップを当てて握るスタイルです。
手のひら全体でクラブを包み込む形になるため、手首の動きが抑えられ、方向性の安定やコントロールショットに向いています。
一方、フィンガーグリップは、指の付け根付近でクラブを引っ掛けるように握るスタイルです。
手首の可動域が広がり、スナップを使いやすくなるため、ヘッドスピードを上げて飛距離を稼ぎたい場合に有利です。
インターロッキングの場合、どちらのスタイルとも相性は良いですが、現代のクラブやスイング理論ではフィンガー気味に握ることが主流になりつつあります。
特にドライバーで飛距離を出したい場合は、左手をフィンガーで握り、手首のコックを有効に使うことで大きなパワーを生み出せます。
ただし、
極端なフィンガーグリップはグリップが緩む原因にもなるため注意が必要です。
左手の中指、薬指、小指の3本でしっかりとグリップをホールドし、その後に人差し指を伸ばして右手の小指を迎え入れる準備をします。
自分のプレースタイルや目指す弾道に合わせて、パーム寄りなのかフィンガー寄りなのか、微調整を繰り返してください。
右手の生命線と親指の正しい位置
- 右手の生命線で左手親指を包み込む重要性
- 右手の親指と人差し指で作るV字の向き
- 隙間を作らない密着感の作り方
左手の握りが決まったら、次は右手をセットします。
ここで最も重要なのが、右手の生命線と左手の親指の関係性です。
右手の生命線(手のひらの窪み)が、左手の親指の上にピタリと重なるように被せていくのが基本です。
この部分に隙間があると、スイングのトップでクラブがぐらついたり、インパクトで力が逃げてしまったりする原因になります。
まるでパズルのピースがハマるように、隙間なく密着させることを意識してください。
そして、
右手の小指を左手の人差し指と中指の間に絡ませます。
この時、右手の親指と人差し指の付け根を軽く締め、上から見た時に「V字」ができるようにします。
このV字の先が、右肩、あるいは右耳の方向を指しているのがスクエアな状態です。
もしV字が左肩を指しているとウィークグリップになりすぎ、スライスの原因になります。
逆に右肩よりもさらに外側を指しているとフックグリップが強くなりすぎます。
右手の親指は、グリップの真上ではなく、やや左側面(自分から見て左側)に添えるように置くのがポイントです。
親指を真上に乗せて強く押さえつけてしまうと、手首の動きがロックされすぎたり、シャフトに無駄な負荷がかかったりします。
右手の役割は、あくまで左手に寄り添い、スイングのガイド役となることです。
正しい位置に右手が収まれば、両手が完全に一体化し、美しいスイングプレーンを描く準備が整います。
スライス矯正に効くストロンググリップとの併用
- インターロッキングとフックグリップの相性
- スライサーが試すべき握りの角度
- 球の捕まりを良くするメカニズム
多くのアマチュアゴルファーを悩ませるスライス。
実は、インターロッキンググリップと「ストロンググリップ(フックグリップ)」を組み合わせることで、スライス矯正に大きな効果を発揮します。
ストロンググリップとは、左手を通常よりも右側に回して被せるように握る方法です。
自分から見て、左手のナックル(拳の山)が2つから3つ見える程度まで被せます。
この状態でインターロッキングで握ると、インパクトでフェースが開きにくくなり、ボールがしっかりと捕まるようになります。
インターロッキングは右手の使いすぎを抑える効果があるため、ストロンググリップにしても極端なチーピン(左への急激なミス)が出にくいという利点があります。
つまり、
「球を捕まえる握り方」と「暴れさせない握り方」の良いとこ取りができるのです。
スライスの主な原因は、インパクトでフェースが開いて当たることです。
ストロング×インターロッキングの組み合わせは、自然とフェースがターンしやすい状態を作り出し、スイング軌道を変えずに弾道を修正する助けとなります。
ただし、
やりすぎには注意が必要です。
極端にストロングにしすぎると、今度はフックが止まらなくなる可能性があります。
練習場で少しずつ握る角度を変えながら、まっすぐ、あるいは軽いドローボールが出るポジションを探してみてください。
長年スライスに苦しんでいる方にとって、この組み合わせは特効薬となる可能性を秘めています。
正しいグリッププレッシャーの確認方法
- 力みすぎが招くスイングへの悪影響
- ヘッドの重みを感じられる柔らかさ
- プレッシャーを一定に保つコツ
「グリップはゆるゆるに握れ」というアドバイスを耳にしたことがあるでしょう。
インターロッキングにおいて、このグリッププレッシャー(握る強さ)の管理は非常に重要です。
指を絡ませている分、無意識のうちに強く握りしめてしまいがちだからです。
強く握りすぎると、手首や肘、肩の筋肉が硬直し、スムーズなスイングができなくなります。
結果としてヘッドスピードが落ち、飛距離も伸びません。
理想的な強さは、クラブを目の前で垂直に立て、誰かにヘッドを引っ張られたらスッと抜けてしまうくらいの感覚です。
あるいは、
手の中で小鳥を優しく包み込むようなイメージとも言われます。
インターロッキングは構造的にズレにくいので、自分が思っている以上にソフトに握っても大丈夫です。
確認方法としておすすめなのが「ワッグル」です。
アドレスに入った後、手首を柔らかく使ってヘッドを左右に揺らしてみてください。
この時、手首がスムーズに動かないようなら、握る力が強すぎます。
ヘッドの重みを感じられる程度まで力を抜くことが、ヘッドを走らせるための鍵となります。
また、スイング中は「始動からフィニッシュまで同じ強さを保つ」ことも意識しましょう。
インパクトの瞬間だけギュッと力を入れると、スイング軌道がブレる原因になります。
ソフトな握りで大きなアークを描くことが、インターロッキングのメリットを最大限に引き出すコツです。
アプローチでのインターロッキングの活用
- 手首の動きを抑えて方向性を安定させる
- ショットと同じ感覚で打てるメリット
- 状況に応じた握り方の使い分け
ドライバーやアイアンだけでなく、アプローチ(ウェッジ)の場面でもインターロッキングは有効です。
特に、転がして寄せるランニングアプローチや、ピッチ&ランのような基本的なアプローチにおいて強みを発揮します。
アプローチで最も避けたいミスは、手首をこねてザックリやトップをしてしまうことです。
インターロッキングの「手首の無駄な動きを抑える」という特性は、このミスを防ぐのに最適です。
両手の一体感を保ったまま、体の回転だけでボールを運ぶようなイメージが出しやすくなります。
また、
フルショットと同じ握りでアプローチを行うことで、スイングの感覚を統一できるというメリットもあります。
ショットはインターロッキング、アプローチはオーバーラッピングと変えるゴルファーもいますが、切り替えがうまくいかずにミスを招くこともあります。
基本的には同じグリップで通した方が、プレッシャーのかかる場面でも迷いなく振れるでしょう。
ただし、
バンカーショットやロブショットなど、手首やフェースを大きく使いたい特殊な状況では、一時的に握りを変えることもあります。
それでも、基本的なアプローチにおいては、インターロッキングの持つ再現性の高さが大きな武器になります。
小さな振り幅でも緩まず、しっかりとインパクトできる感覚を養ってください。
詳しくは別記事「アプローチの基本」でも解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
自宅でできるグリップ習得ドリル
- クラブがなくてもできる指の体操
- 割り箸やペンを使った感覚作り
- 鏡の前でのチェックポイント
グリップを変えた直後は、どうしても違和感がつきまとうものです。
この違和感を早く解消し、自分のものにするためには、クラブを握らない時間でのトレーニングが効果的です。
自宅やオフィスで簡単にできるドリルを紹介します。
まず、クラブの代わりに太めのペンや割り箸、あるいはタオルを丸めたものなどを用意してください。
それをインターロッキングの手順で握り、指の掛かり具合や締め付け具合を確認します。
テレビを見ながらでも、お風呂に入りながらでも、ただ手を組む練習をするだけで、指の関節がその形に馴染んでいきます。
特に右手の小指と左手の人差し指の間隔や、痛みの出ないポジションを探るには、こうした「素手」や「軽い棒」での練習が最適です。
また、
鏡の前でアドレスの形を作り、正面から見た時に両手が綺麗に一体化しているか、V字の向きが正しいかをチェックするのも重要です。
自分の感覚と実際の見た目にはズレがあることが多いものです。
客観的に自分のグリップを見ることで、修正点が明確になります。
毎日数分間、指を絡ませる動作を繰り返すことで、脳がそれを「当たり前の形」として認識するようになります。
練習場に行けない日でも、グリップの感覚を磨くことは十分に可能です。
地味な練習ですが、これがスムーズなスイングへの最短ルートとなります。
FAQ(よくある質問)
- Q1. 指が痛くなるのですが、合っていないのでしょうか?
- Q2. インターロッキングは初心者向けと聞きましたが本当ですか?
- Q3. 途中でグリップを変えるのは勇気がいります。
Q1. 指が痛くなるのですが、合っていないのでしょうか?
変更直後は関節が慣れていないため痛みが出ることがありますが、多くの場合は「深く絡ませすぎ」か「強く握りすぎ」が原因です。指の股に少し遊びを持たせ、握力を弱めてみてください。それでも痛みが続く場合は、無理せず休むか、専門家に相談しましょう。
Q2. インターロッキングは初心者向けと聞きましたが本当ですか?
いいえ、それは誤解です。確かに手が小さい人や力が弱い人に推奨されることはありますが、タイガー・ウッズをはじめとする世界トッププロも使用しています。レベルに関係なく、「一体感」や「安定性」を求めるすべてのゴルファーに適したグリップです。
Q3. 途中でグリップを変えるのは勇気がいります。
お気持ちはよく分かります。一時的にスコアが落ちる不安もあるでしょう。しかし、今のグリップで伸び悩んでいるのであれば、変化が必要です。まずは練習場の短いクラブから試し、徐々に慣らしていくことをお勧めします。1ヶ月もすれば、以前のグリップが逆に違和感に感じるようになるはずです。
まとめ:インターロッキングでゴルフが変わる
- 一体感の向上:両手がロックされ、スイング中のズレや緩みが解消される。
- 右手の抑制:右手の使いすぎを防ぎ、フックや引っかけのミスを減らす。
- 誰でも実践可能:手が小さい人や女性はもちろん、パワーヒッターにもメリットがある。
- 正しい握り方:指を深く入れすぎず、ソフトなプレッシャーで握ることが重要。
- 継続は力なり:最初は違和感があっても、自宅でのドリルなどで指を慣らせば必ず馴染む。
グリップはゴルフの基本中の基本ですが、それゆえに奥が深く、変えるのが怖い部分でもあります。
私自身も長年オーバーラッピングでしたが、インターロッキングに変えてから球筋が安定し、何より「クラブをコントロールできている」という自信が持てるようになりました。
この記事が、あなたのゴルフライフをより良いものにするきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ、次回の練習で試してみてくださいね!


