ゴルフを始めたばかりの方や、野球経験者の方の中には、「オーバーラッピングやインターロッキングだとどうも力が入りにくい」「もっと強く、遠くへボールを飛ばしたい」という悩みを抱えている方がいるかもしれません。
伝統的なゴルフグリップは左右の手の一体感を重視しますが、その結果、特に右利きの方の強力な利き腕のパワーが十分にクラブに伝わらないと感じてしまうことがあるのです。
もしかすると、あなたは無意識のうちに、昔から慣れ親しんだバットの握り方、つまり「ベースボールグリップ」で握ってしまっているかもしれませんが、それは悪いことではありません。
実は、この通称「テンフィンガーグリップ」と呼ばれる握り方は、両手十本の指全てを使ってクラブを握ることで、左右の手を完全に独立させ、最大のパワーを引き出すことができる、非常に合理的な方法なのです。
この記事では、ゴルフベースボールグリップ(テンフィンガーグリップ)がなぜ飛距離に優れているのか、そしてプロ選手も使うそのメリットと、正しい握り方のコツを徹底的に解説します。
あなたの持っているパワーを最大限に活用し、安定した飛距離と力強いショットを手に入れましょう。
ゴルフベースボールグリップの基本とメリット
rookiegolfgirls.com:image- ゴルフベースボールグリップ(テンフィンガー)とは何か
- オーバーラッピングやインターロッキングとの決定的な違い
- ベースボールグリップ最大のメリット「飛距離とパワー」の理由
- 野球経験者がそのまま使える左右の手の感覚
- クラブと手の密着度を高める正しい親指と人差し指の位置
- 女性や初心者、手の小さなゴルファーに推奨される理由
- プロ選手がベースボールグリップを採用する背景と事例
ゴルフベースボールグリップ(テンフィンガー)とは何か
- 両手十本の指全てをクラブに直接触れさせる握り方
- 左右の手が独立しているためリストを自由に使える
- 野球のバットやホッケーのスティックの握り方に近い
ゴルフベースボールグリップは、文字通り野球のバットを握るように、両手十本の指すべてをクラブに直接触れさせ、左右の手を密着させずに握る方法です。
正式には「テンフィンガーグリップ(Ten Finger Grip)」と呼ばれ、オーバーラッピングやインターロッキングのように、右手の小指を左手に絡ませたり乗せたりする動作を行いません。
この握り方では、左手の指でクラブを握り、その下側に右手の指を揃えて握りますが、右手の小指は左手のどの指とも触れ合わない状態になります。
左右の手の間にはわずかな隙間ができることが一般的で、この独立性がベースボールグリップの最大の特徴であり、メリットでもあります。
特に、長年野球やテニスといった「利き手を積極的に使うスポーツ」を経験してきた人にとって、この握り方は最も自然で力みなくクラブを握れる方法です。
また、
初心者の方がグリップの基本を学ぶ際にも、指の絡ませ方を意識する必要がないため、非常に導入しやすい方法とされています。
この握り方の起源は古く、かつては一般的な握り方でしたが、オーバーラッピングが登場してからは一時期、アマチュアの握り方と見なされることもありました。
しかし、
近年では飛距離を追求するゴルファーや、手首の可動域を広く使いたい選手の間で、そのパワー伝達能力が見直されています。
両手がそれぞれ独立してクラブを制御できるため、個々の手の持つパワーを最大限に活かせるのです。
オーバーラッピングやインターロッキングとの決定的な違い
- 手の連結方法が「分離」しているか「結合」しているか
- 右手と左手のパワー配分が独立しているか一体化しているか
- 手首(リスト)の自由度と可動域の差
ゴルフの三大グリップ(オーバーラッピング、インターロッキング、ベースボール)の中で、ベースボールグリップが他の二つと決定的に違うのは、左右の手が「分離」している点です。
オーバーラッピング(Vardon Grip)は、右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せ、両手に「一体感」を持たせることを目的としています。
インターロッキング(Interlock Grip)は、右手の小指と左手の人差し指を文字通り「絡ませ」、物理的に両手を「結合」させることで、さらに強固な一体感を生み出します。
これに対し、
ベースボールグリップは、両手をただ並べて握るだけなので、左右の手は独立した状態で機能します。
この分離構造の結果、ベースボールグリップは他の二つのグリップよりも手首(リスト)の可動域が広くなります。
手首を自由に使えるということは、スイング中にリストコックを深く入れやすく、その反動を利用してヘッドスピードを最大化しやすいということです。
特に、飛距離が出にくい人や、手首が硬いと感じている人にとっては、この自由度の高さが大きな武器になります。
しかし、
その反面、両手の動きを一致させるのが難しくなるため、インパクトの瞬間に右手が強くなりすぎてフェースが閉じすぎたり、逆に開きすぎたりして、方向性が不安定になるリスクもあります。
どちらのグリップを選ぶかは、個人の手の大きさや握力、そして「何を優先するか(一体感かパワーか)」によって決めるべきです。
ベースボールグリップ最大のメリット「飛距離とパワー」の理由
- 利き腕のパワーが直接クラブに伝わりやすい構造
- 手首を自由に使えるためヘッドスピードが向上する
- バットスイングに近い感覚で遠心力を最大化できる
ゴルフベースボールグリップが他のグリップに比べて「飛距離とパワー」に優れていると言われるのには、明確な理由があります。
最も大きな理由は、利き手である右手のパワーを、制限なくクラブに伝えることができる点にあります。
オーバーラッピングやインターロッキングでは、右手の小指が左手の制御下に入るため、右手のパワーがセーブされ、両手の一体感が優先されます。
しかし、
ベースボールグリップでは、右手が独立しているため、野球のスイングのように右手のプッシュ(押し込み)の力を最大限に利用できます。
これは、特に非力な方や女性ゴルファー、そして野球経験者にとって、自身の持つ運動能力をゴルフスイングに直結させる上で非常に有効です。
また、
前述の通り、手首の可動域が広がるため、トップでの深いリストコックや、切り返しからインパクトにかけてのリストターン(リリース)を積極的に使うことができます。
この積極的なリストワークは、クラブヘッドを鋭く走らせることに繋がり、結果としてヘッドスピードが向上し、飛距離が伸びるのです。
もちろん、方向性を犠牲にするリスクはありますが、まずは飛距離不足を解消したいと考えるならば、ベースボールグリップの持つパワー伝達能力は間違いなく最大のメリットとなります。
この握り方は、手首を柔軟に使うことで、飛距離を稼ぎたいというゴルファーのニーズに最も応える方法だと言えるでしょう。
野球経験者がそのまま使える左右の手の感覚
- バットの握り方に近いため馴染みやすい
- 左右の手の役割分担が明確になる
- スイング時に違和感が少ないためスムーズに移行できる
ゴルフベースボールグリップは、野球経験者にとって最も抵抗感が少なく、スムーズに移行できるグリップです。
野球のバットを握る際も、右手の小指と左手の指は絡ませず、十本の指全てでバットを握ります。まさにテンフィンガーグリップそのものです。
野球経験者は、スイング中に利き手(右打ちの場合の右手)を使ってボールを押し込む感覚や、手首を返す動作に慣れています。
オーバーラッピングやインターロッキングを試すと、この長年培ってきた利き手の感覚が抑圧されてしまい、違和感を覚えることが少なくありません。
しかし、
ベースボールグリップであれば、右手が独立しているため、これらの違和感なく、自分の持つパワーやスイングのイメージをゴルフに活かすことができます。
野球でのスイングは、両手でバットをしっかりと握り、体を回転させながら、最後にリストを使ってヘッドを走らせる動作が特徴的です。
ベースボールグリップはその動作を最もゴルフスイングに取り入れやすい構造を持っているため、他のグリップに比べて習得が容易であり、即効性も期待できます。
ただし、
野球のスイングのように体の開きが早すぎたり、グリップが強すぎて手首の動きが硬直したりしないように、注意が必要です。
野球経験者はその強いリストワークを「活かす」だけでなく、「制御する」練習も同時に行う必要があります。
クラブと手の密着度を高める正しい親指と人差し指の位置
- 親指と人差し指でできるV字の向きを揃える
- 左手の親指はシャフトに沿ってまっすぐ下ろす
- 右手の生命線で左手の親指を包み込む
ベースボールグリップでパワーを最大限に引き出しつつ、方向性を安定させるためには、左右の親指と人差し指の正しい位置が非常に重要になります。
まず左手ですが、左手の親指はシャフトに沿ってまっすぐ下ろし、グリップの真上に乗せるのではなく、やや右側(右打ちの場合)に置きます。
そして、左手の親指と人差し指の間にできる「V字」が、自分の右肩と顎の間の方向を指すようにセットします。
次に右手ですが、右手の生命線(手のひらの窪み)を、左手の親指の上にピタリと重ねて握ります。
この「親指を包み込む」動作が、両手の連動性を高め、一体感の低下を防ぐ重要な役割を果たします。
右手の親指も左手と同じく、グリップの真上ではなくやや左側(右打ちの場合)に添えるように置きます。
両手でできるV字が、左右同じ方向(右肩方向)を指していれば、フェースコントロールがしやすくなります。
両手を並行に握るベースボールグリップですが、この親指と生命線の密着部分があることで、完全にバラバラになることなく、ある程度の連動性を保てるのです。
この位置がズレていると、スイング中に両手がバラバラに動き出し、ミスの原因となるため、毎回チェックするようにしましょう。
女性や初心者、手の小さなゴルファーに推奨される理由
- 指を絡ませる必要がなく痛みが少ない
- 握力が弱くても十本の指でしっかりとホールドできる
- 手首の可動域が広がり非力でも飛距離が出やすい
ゴルフベースボールグリップは、女性や初心者、そして手が小さいゴルファーにこそ、試してほしい握り方です。
オーバーラッピングやインターロッキングは、指を絡ませる構造上、手のサイズが小さいと指の関節に負担がかかりやすく、特にインターロッキングでは痛みを感じる人も少なくありません。
しかし、
ベースボールグリップは指を絡ませる必要がないため、手のサイズや握力に関係なく、痛みを感じることなくクラブをしっかりと握ることができます。
また、
握力が弱い女性ゴルファーにとって、クラブを支えるために十本の指すべてを使うテンフィンガーは、非常に理にかなっています。
十本の指すべてでクラブをホールドできるため、少ない握力でもクラブが手の中で動きにくく、安定してスイングすることができます。
さらに、手首を自由に使えるメリットは、非力なゴルファーにとって大きな飛距離アップに繋がります。
リストの柔軟性を活かしたスナップを効かせることで、筋力に頼らずにヘッドスピードを向上させることができるためです。
初心者がゴルフを「楽しい」と感じるためには、まずボールを遠くに飛ばす爽快感が必要です。
その楽しさを最も早く提供してくれるのが、このベースボールグリップだと言えるでしょう。
ベースボールグリップを最大限に活かす方法と練習
rookiegolfgirls.com:image- ベースボールグリップが持つ方向性の課題と克服方法
- プロの選手がテンフィンガーを採用する際の微調整
- グリップの握り方をストロング/ウィークに変える効果
- 飛距離を最大化するためのスイング中のリストワーク
- 左右の親指を意識したグリッププレッシャーの最適化
- アプローチやパッティングで握り方を変える必要性
- FAQ(よくある質問)
ベースボールグリップが持つ方向性の課題と克服方法
- 左右の手の独立によるバラつきがミスの原因
- 右手の使いすぎを抑えるための意識付け
- 左手主導のテークバックで軌道を安定させる
ベースボールグリップの最大の課題は、飛距離性能と引き換えに、方向性の安定性に欠ける可能性がある点です。
左右の手が独立しているため、スイング中に両手がバラバラに動いてしまい、特に利き手である右手が強くなりすぎると、フェースが一気に閉じたり開いたりして、チーピンやスライスといった大きなミスに繋がります。
この課題を克服するためには、主に二つの方法があります。
一つは「左手主導」のスイングを徹底することです。
テークバックの始動からトップにかけては、右手の力を抜き、左手でクラブをリードすることを意識します。
これにより、スイング軌道が安定し、右手の余計な動きを抑えることができます。
もう一つは「右手の握り方を微調整する」ことです。
右手の力を抜いて、薬指と中指の二本でクラブを軽く支える程度にし、右手の親指と人差し指(トリガーフィンガー)に極端に力を入れないようにします。
右手はあくまで添えるだけであり、インパクトでの押し込みの役割に徹することが重要です。
ベースボールグリップの利点である飛距離を活かしつつ、これらの克服方法を取り入れることで、方向性の安定とパワーの両立が可能になります。
プロの選手がテンフィンガーを採用する際の微調整
- メジャー優勝者も採用するテンフィンガー
- 左右の手の隙間を極限まで狭める工夫
- 高い技術力による再現性の確保
ベースボールグリップ、つまりテンフィンガーグリップはアマチュアの握り方だと思われがちですが、過去には米ツアーのメジャー優勝者であるアーロン・バデリーや、若手時代の一部のプロ選手も採用していました。
彼らがこのグリップを採用する際に最も重視しているのは、アマチュアと同じく最大の飛距離とリストワークの自由度です。
しかし、アマチュアと異なるのは、彼らがベースボールグリップに独自の「微調整」を加えている点です。
例えば、
左右の手の間にできる隙間を極限まで狭め、ほぼ密着した状態にして握る選手が多くいます。
これは、完全に分離してしまうと発生する方向性のバラつきを抑え、オーバーラッピングに近い一体感を人工的に作り出すための工夫です。
また、
プロ選手は、野球のバットのように手のひら(パーム)ではなく、指(フィンガー)の付け根で握る「フィンガーグリップ」を徹底しています。
これにより、手首の柔軟性を保ちつつ、指の力でクラブをしっかりと制御できるため、再現性が高くなります。
プロ選手がテンフィンガーを採用しているという事実は、この握り方がゴルフの基本から外れたものではなく、飛距離とパワーを求める上で理にかなった選択肢であることを示しています。
グリップの握り方をストロング/ウィークに変える効果
- フェースの開閉度を調整するための握り方の変化
- ストロンググリップでチーピンを警戒する
- ウィークグリップでスライスを改善する
ベースボールグリップは、その握り方(ストロング/ウィーク)を変えることで、ショットの弾道や球筋を大きくコントロールすることができます。
「ストロンググリップ」は、左手のナックル(拳の関節)が自分から見て3つほど見えるように、グリップを右に回して深く握る方法です。
この握り方は、フェースを閉じやすくするため、ドローボールやフックボールを打ちたい場合に有効ですが、ベースボールグリップは元々フックが出やすいため、過度なストロンググリップはチーピンの原因となります。
一方、「ウィークグリップ」は、左手のナックルが1つか全く見えないように、グリップを左に回して浅く握る方法です。
フェースが開きやすくなるため、スライスに悩んでいる人がスイングを変えずに球筋を矯正したい場合に試す価値があります。
ベースボールグリップは、左右の手が独立しているため、グリップの向きの変化が他のグリップよりもダイレクトにフェースコントロールに影響を与えます。
例えば、
右手が強くなりすぎる傾向がある人は、あえてウィークグリップ気味に握ることで、過剰なフック回転を抑えることができます。
練習を通じて、自分にとって最も安定したストロング/ウィークのバランスを見つけ出すことが、このグリップを使いこなす上での重要なステップとなります。
飛距離を最大化するためのスイング中のリストワーク
- 手首の可動域を活かした積極的なコック
- インパクト直前でのリストの「リリース」
- 飛距離と方向性のバランスを見極める
ベースボールグリップの最大の武器である飛距離を最大化するためには、スイング中のリストワークを理解し、適切に利用することが不可欠です。
このグリップは手首の自由度が高いため、バックスイングのトップでは、深くて鋭いリストコック(手首の折れ)を入れることができます。
このコックが、クラブヘッドの運動エネルギーを蓄えるための「タメ」となります。
重要なのは、
ダウンスイングの早い段階でこのコックを解かない(リリースしない)ことです。
インパクト直前までタメを維持し、クラブがボールに当たる直前の瞬間に、一気に手首を返すようにリリースすることで、ヘッドスピードを爆発的に加速させることができます。
これは、野球のスイングでバットのヘッドを効かせる動作と非常に似ています。
ただし、
リストワークを過剰に使いすぎると、フェースの向きが変わりすぎて、方向性が犠牲になってしまいます。
飛距離を優先しつつも、右手の親指と人差し指で作り出すV字の向きが、インパクト時に目標を向いているかを確認する意識が必要です。
練習では、リストワークを最大限に使うドリルと、手首の動きを抑えてボディターンで打つドリルを交互に行い、適切なバランス感覚を養いましょう。
左右の親指を意識したグリッププレッシャーの最適化
- 握る強さ(プレッシャー)は左右の親指で調整する
- インパクトの瞬間だけ力を入れるのはミスのもと
- クラブを支える指と操作する指の役割分担
ベースボールグリップにおいて、グリッププレッシャー(握る強さ)の最適化は、飛距離と方向性の両立に決定的な影響を与えます。
一般的に、グリップは弱すぎず強すぎない「卵を潰さない程度」と言われますが、このグリップでは特に左右の親指の付け根にかかるプレッシャーを意識すべきです。
親指は、クラブを上から押さえつける役割を果たしますが、ここに力が入りすぎると、手首の柔軟な動きが妨げられてしまいます。
クラブを支えるのは、主に左手の小指、薬指、中指と、右手の薬指、中指の計五本です。
親指と人差し指は、あくまで方向をガイドし、リストワークを補助するために添える程度にします。
スイング中、特にダウンスイングからインパクトにかけて、力が入りがちですが、握る強さは最後まで一定に保つことが重要です。
インパクトの瞬間だけ力を入れてしまうと、手首が硬直してリリースが遅れたり、逆に早すぎたりしてミスショットの原因となります。
ベースボールグリップのメリットを最大限に活かすには、クラブを支える指と、クラブを操作する指の役割分担を明確にし、親指への力を最小限に抑える練習を続けることが大切です。
アプローチやパッティングで握り方を変える必要性
- 飛距離重視の握り方をショートゲームに適用しない
- パッティングではリバースオーバーラッピングが基本
- アプローチではグリップを短く持つ工夫
ベースボールグリップは飛距離とパワーに優れていますが、繊細なタッチが求められるアプローチやパッティングといったショートゲームには、必ずしも最適とは言えません。
特にパッティングでは、手首の動きを極限まで抑え、両手とパターを一体化させる必要があります。
ベースボールグリップの手首の自由度の高さが、パッティングでは逆に不安定なストロークの原因となることがあります。
そのため、パッティングでは、右手の小指を左手の人差し指に乗せる「リバースオーバーラッピング」や、指を絡ませる「インターロッキング」といった、一体感を重視した握り方に切り替えることを推奨します。
また、アプローチショットにおいても、ベースボールグリップは手首を使いすぎる傾向があるため、グリップを短く持ったり、右手と左手の間隔を広げたりするなどして、リストワークを抑える工夫が必要です。
アプローチでは飛距離よりも方向性と距離感が全てです。
フルショットとショートゲームでグリップの握り方を変えることに抵抗を感じるかもしれませんが、それぞれの目的(パワーか、繊細さか)に合わせて道具(グリップ)を使い分けることは、スコアメイクにおいて非常に合理的な判断です。
プロゴルファーも多くの選手がフルショットとパッティングでグリップを変えています。
FAQ(よくある質問)
- Q1. プロでベースボールグリップを使っている選手はいますか?
- Q2. ベースボールグリップでもフック(球が左に曲がる)は改善できますか?
- Q3. 初心者は最初にどのグリップを選ぶべきですか?
Q1. プロでベースボールグリップを使っている選手はいますか?
はい、メジャーチャンピオンのアーロン・バデリーなど、ツアーレベルの選手でも採用している例はあります。ただし、多くは左右の手の隙間を極限まで狭めたり、パッティングでは他のグリップを使ったりするなど、独自の微調整を加えています。飛距離追求型のプロにとって、有効な選択肢の一つです。
Q2. ベースボールグリップでもフック(球が左に曲がる)は改善できますか?
ベースボールグリップは右手のパワーが伝わりやすく、フックが出やすい傾向がありますが、グリップをウィーク気味に握ることでフックを改善できます。左手のナックルがほとんど見えないくらいに浅く握ることで、フェースの閉じすぎを防ぐことができます。
Q3. 初心者は最初にどのグリップを選ぶべきですか?
基本的には、インターロッキングかオーバーラッピングが推奨されますが、野球経験者や手の小さい方、飛距離が出ない方は、ベースボールグリップから始めるのも非常に有効です。最も違和感なく強く振れる握り方でゴルフの楽しさを知ることが、上達への第一歩となります。
まとめ:ゴルフベースボールグリップで飛距離の壁を打ち破る
- 定義と特徴:ゴルフベースボールグリップ(テンフィンガー)は、左右の手を分離させて握ることで、リストの自由度とパワー伝達を最大化する。
- 最大のメリット:利き腕の力を最大限に活かせるため、飛距離不足に悩むゴルファーや女性、野球経験者に最適である。
- 方向性の克服:左手主導のスイングを徹底し、親指と生命線の密着感を意識することで、方向性のバラつきを抑えられる。
- 戦略的な使い分け:アプローチやパッティングでは、安定性を重視した他のグリップに切り替えることがスコアアップの鍵となる。
ゴルフのグリップ選びに「絶対の正解」はありません。あなたにとって最も力強く、そして心地よく振れる握り方が、最高のグリップです。
もし、長年伝統的なグリップに縛られて飛距離が伸び悩んでいるなら、ぜひ一度、このベースボールグリップを試してみてください。
隠されたあなたのパワーを解き放ち、新しいゴルフの世界が開けるかもしれませんよ!


