2024年合格者

中村 心プロのプロフィールやスポンサー、クラブセッティングなどを調査しました

記事のポイント
  • 山口県出身、2023年の日本ジュニア選手権優勝などアマチュア時代も実績豊富
  • 2024年プロテストに2度目の挑戦で合格、JLPGA97期生に
  • 得意クラブはドライバーで平均飛距離240ヤードと飛距離も魅力
  • INTLOOPグループレディースカップなど若手育成大会にも積極参加

プロフィール

中村 心:JLPGA公式

日本の女子プロゴルファー、中村 心(なかむら こころ)選手は、2005年10月25日生まれ、山口県出身です。5歳のとき、3歳年上の姉の影響でゴルフを始めました。ECC学園高等学校を卒業し、2024年12月1日に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に入会しました(97期生)。

アマチュア時代には、2023年の「日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子15歳~17歳の部」で優勝し、同年の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」では14位タイでローアマチュアに輝くなど、数々の大会で活躍しました。

プロテストには2度目の挑戦で合格し、2024年12月1日に正式にプロゴルファーとなりました。得意クラブはドライバーで、平均飛距離は240ヤードです。趣味は3匹の犬と遊ぶことで、目標とするプロゴルファーはアタヤ・ティティクル選手です。

現在、レギュラーツアーでの活躍を目指し、日々研鑽を積んでいます。

2024年最終プロテスト結果

順位 SCORE 合計 1R 2R 3R 4R
7T -2 286 74 72 66 74

クラブセッティング

ドライバー

  • スリクソン ZXi ドライバーのロフト9.0°

特徴:彼女が使用するのはスリクソンZXiドライバーのロフト9.0°である。9.0°という低めのロフト選択は、ヘッドスピードが速いプレーヤーが、飛距離を最大化するために最適な打ち出し角とスピン量を求める際によく見られる。

これは、平均250ヤードを超えるとも言われる彼女のドライビングディスタンスや、ツアーでの飛距離スタッツ(2025年シーズン序盤で8位:251ヤード)とも合致する。

ZXiシリーズは、飛距離性能と安定性の両立を目指したモデルと推測される。シャフトに関する公式情報は提供されていないが、彼女のパワーを最大限に引き出すカスタムシャフトが装着されている可能性が高い。

フェアウェイウッド

  • スリクソン ZXiの3番と5番を使用。

特徴:フェアウェイウッドは、同じくスリクソン ZXiの3番と5番を使用。これはティショットでの選択肢を増やし、長いパー4やパー5のセカンドショットでグリーンを狙うための標準的な組み合わせである。ドライバーと同様のテクノロジーが搭載され、振り心地の統一感も考慮されているだろう。

ハイブリッド

  • ハイブリッドは、スリクソン ZXiの4番。Speeder NX HB 75S。
  • ハイブリッドは、スリクソン ZXiの5番を採用。Speeder NX 。

特徴:ハイブリッドは、スリクソン ZXiの4番と5番を採用 。前述の通り、これらはロングアイアンの代わりとなる重要なクラブである。特筆すべきは、装着されているシャフトがフジクラの「スピーダーNX HB」の75Sである点です 

このシャフト選択には、中村プロ自身の明確な意図があり、オフシーズンのトレーニングでパワーアップしたことを背景に、以前使用していたシャフトよりも10g程度重い70g台(75S)に挑戦。アイアンに使用しているスチールシャフト(後述するが、おそらく80g台と推測される)との重量フローや振り心地の連続性を重視し、同じ感覚でスイングできることを狙った選択である

スピーダーNX HBは、安定性と打ち出しやすさを両立する設計であり、彼女はこのシャフトによって「タイミングが合い、理想的な高さと距離でボールを運べるようになった」と感じているようだ

4番ハイブリッドで約200ヤードを打つという情報もあり、このクラブが彼女の武器の一つとなっていることがうかがえる。

このシャフト選択は、単にスポンサー提供のクラブを使うだけでなく、自身の感覚とパフォーマンスに基づいて積極的に機材を選定している証と言える。また、このシャフトがツアーに投入されてから比較的早い段階で採用している点も、常に最適なパフォーマンスを追求する姿勢を示している。

アイアン

  • スリクソン ZXi5の6番からPW。

特徴:アイアンは、スリクソン ZXi5の6番からPWまでのセットを使用している。ZXi5は、プロや上級者が好む、操作性とある程度の寛容性を両立させたプレーヤーズキャビティバック、もしくはそれに類するモデルと推測される。

中村プロはドライバーだけでなくアイアンショットも得意としており、このクラブが彼女のピンを狙うゴルフを支えている。シャフトについては、ハイブリッドのシャフト選択の理由から、80g台以上のスチールシャフトが装着されている可能性が高いが、具体的なモデル名は公表されていない。

スリクソンアイアンの特徴である「TOUR V.T. SOLE」のようなソール形状(ZXシリーズで採用されている技術)が、様々なライからの抜けの良さをサポートしているかもしれない。

ウェッジ

  • ウェッジは、クリーブランドゴルフのRTZモデルを48°、52°、58°の3本体制。

特徴:ウェッジは、クリーブランドゴルフのRTZモデルを48°、52°、58°の3本体制で採用しているクリーブランドはウェッジの名門ブランドであり、RTZは最新のテクノロジー(他のモデルでは「ZipCore」などが挙げられる)が投入され、高いスピン性能とコントロール性を実現していると考えられる。

アプローチショットやグリーン周りの精度が求められる場面で、これらのウェッジが重要な役割を果たす

シャフトはアイアンからの流れを考慮し、同系統のスチールシャフトが装着されていると考えるのが自然だろう。このスリクソン ZXi5アイアン(#6-PW)とクリーブランド RTZウェッジ(48°, 52°, 58°)の組み合わせは、ダンロップグループのブランドで統一された、完成度の高いスコアリングパッケージと言える。計算されたロフト構成は、プロレベルで要求される正確な距離の打ち分けに対応するためのものである。

パター

  • 使用パターは調査中(オデッセイの「イレブン センターシャフト」?
  • ボールは、スリクソンの「Z-STAR XV」。

ボール

  • スリクソン Z-STAR XV

特徴:中村プロが選択しているゴルフボールは、スリクソンの「Z-STAR XV」である。Z-STARシリーズの中で、XVモデルは一般的にコンプレッション(硬さ)が高く、よりしっかりとした打感を持ち、ヘッドスピードの速いプレーヤー向けに設計されている。

ドライバーショットでの初速性能を高め、スピン量を最適化することで飛距離を追求しつつ、グリーン周りでのスピンコントロール性能も確保しているのが特徴だ。

このZ-STAR XVの選択は、中村プロのパワフルなプレースタイルと完全に一致する。彼女の速いヘッドスピードを活かし、ドライバー(スリクソン ZXi)との組み合わせで最大の飛距離性能を引き出すことを狙った選択と考えられる。

ボール選択はドライバー性能を最適化する観点から行われることが多く、彼女のケースもその典型例と言えるだろう。低ロフトのドライバーと高コンプレッションのボールという組み合わせは、パワーヒッターとしての彼女の装備哲学の一貫性を示している。

スポンサー契約

  • クラブ:ダンロップ
  • ボール:ダンロップ
  • ウェア:Le Coq Sportif
  • シューズ:デサント
  • ヤマエグループホールディングス株式会社

契約ゴルフウェアブランド

  • ウェア:Le Coq Sportif
  • シューズ:デサント

SNS

2025年 出場試合スケジュール

2025年ファイナルQT74位でステップ・アップ・ツアーを主戦場の予定。

2025年2月16日から17日に開催された「INTLOOPグループレディースカップ」に出場したことが確認されています。

この大会は、若手女子プロゴルファーの成長支援を目的としたもので、JLPGA資格を持つプロのみが参加する独立トーナメントです。中村プロはこの大会に参加し、プロとしての経験を積んでいます。

今後の試合スケジュールについては、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトや中村プロの所属事務所からの最新情報をご確認いただくことをおすすめします。また、プロゴルファーとしての新たな挑戦に関するインタビュー動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。

2025年ステップ・アップ・ツアー詳細 2025年ステップ・アップ・ツアー スケジュール 日程 大会名 開催地 賞金総額 優勝者 03.20...

\『ステップ・アップ・ツアーで中村 心プロ』を視聴するならこちら /

総括:次世代の注目選手・中村 心プロの飛躍に期待

  • 2023年にはジュニアタイトルとメジャー大会ローアマを獲得し注目を集める
  • 2024年のプロテストで7位タイと好成績、安定した技術が光る
  • ドライバーが得意で飛距離240ヤードを誇るパワーヒッター
  • Le Coq Sportifやダンロップなど有力ブランドと契約済み
  • 2025年はステップ・アップ・ツアーを主戦場とし、さらなる成長が期待される
  • JLPGA公認大会だけでなく若手育成イベントにも積極的に出場
  • 趣味の犬との時間や動画配信もあり、ファンとの距離も近い