上久保 実咲プロのプロフィールやスポンサー、クラブセッティングなどを調査しました

2023年、JLPGAプロテストに見事一発合格を果たした96期生の上久保実咲（かみくぼ みさき）プロ。京都府宇治市出身、2005年10月12日生まれの19歳（2025年初頭時点）は、プロ入り後すぐに頭角を現し、その才能と明るいキャラクターで注目を集めています。本稿では、ジュニア時代からの輝かしい実績、プロとしての活躍、そしてゴルフ以外の多才な一面も持つ上久保プロの魅力に迫ります。

基本情報

• 生年月日: 2005年10月12日
• 年齢: 19歳 (2025年初頭時点)
• 出身地: 京都府宇治市
• 身長: 167cm
• 体重: 48kg
• 血液型: O型
• ゴルフ歴: 8歳または9歳から
• プロ転向: 2023年 (96期生、初回受験で合格)
• 現在の活動: フリー
• 出身校: 奈良育英高等学校卒業、日本ウェルネススポーツ大学在学中
• ドライバー平均飛距離: 240ヤード
• 得意クラブ: アイアン
• ベストスコア: 64 (信楽カントリー倶楽部田代コース)
• 趣味: 漫画を読むこと、コピックペンを使った絵を描くこと
• 目標とするプロゴルファー: 山下美夢有プロ
• 自己PR: 「いつも笑顔が自己PR」
• 家族: 両親が美術関係の仕事

特筆すべきは、彼女の芸術的なバックグラウンドです。両親が美術関係の仕事に就いており、自身もコピックペンを使った絵を描くことを趣味としています。コロナ禍で練習時間が制限された際には、一日中絵を描いていたこともあると語っており、ゴルフ以外の豊かな感性も持ち合わせています。

ジュニア時代の輝かしい実績とプロへの道

上久保プロは、9歳でゴルフを始めると、ジュニア時代から着実にその才能を開花させてきました。京都府や奈良県、関西地区の中学・高校ゴルフ選手権で数々の優勝や上位入賞を果たし、早くから注目される存在でした。

全国レベルの大会でもその実力は遺憾なく発揮され、主な戦績として以下のような輝かしい成績を収めています。

• 2021年:
  • 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会: 2位タイ
  • 日本ジュニアゴルフ選手権 (女子15歳～17歳の部): 2位
• 2022年:
  • 日本女子アマチュアゴルフ選手権: 9位

アマチュア時代には、2022年の「フジサンケイレディスクラシック」や「日本女子オープンゴルフ選手権競技」といったプロのトーナメントにも出場し、経験を積みました。

そして高校卒業を目前にした2023年、698人が受験し合格者はわずか21人（合格率約3%）という極めて狭き門であるJLPGA最終プロテストに初挑戦。見事5位タイという好成績で一発合格を果たしました。プロテスト直前に出場したステップ・アップ・ツアー「静ヒルズレディース 森ビルカップ」でベストアマチュア賞を獲得したことも、大きな自信につながったと考えられます。

プロとしての挑戦と急速な成長

プロ入り後も、上久保プロの勢いは止まりません。

• 2024年3月: 「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2024」でツアーデビュー。
• 2024年4月: 「KKT杯バンテリンレディスオープン」でプロ初のトップ10入り（8位タイ）を達成。

さらに、同年6月の「アース・モンダミンカップ」では、男子シニアのプレーに挑戦するというユニークな経験もしました。レギュラーツアーのセッティングとは異なるタフな状況でプレーし、通算1オーバーというスコアながら、この経験を通じて「プレーにメリハリをつける重要性」を学んだと語っています。

多面的な魅力と今後の展望

上久保プロの経歴は、ジュニア時代から着実に力をつけ、高校卒業と同時にプロテストを一発で、しかも上位で合格するという、非常にスムーズかつ急速なステップアップを果たしている点が際立ちます。これは単なる技術力だけでなく、プレッシャーの中で実力を発揮できる精神的な強さと、周到な準備があったことを物語っています。

「いつも笑顔」を自己PRとする明るい性格に加え、美術への関心というゴルフ以外の魅力は、多くのファンやスポンサーにとって、彼女を応援したくなる大きな要素となるでしょう。芸術的な感性がゴルフにどのように活かされていくのか、その点も注目されます。

持ち前の才能と、ゴルフにもアートにも真摯に向き合う姿勢、そして何よりもその明るい笑顔で、上久保実咲プロがこれからの女子ゴルフ界をさらに盛り上げてくれることは間違いありません。今後の更なる飛躍に大きな期待が寄せられています。