- 6度目の挑戦でプロテスト合格、腰の故障を乗り越えた努力家
- ドライバー飛距離280ヤード・ヘッドスピード49.4m/sのパワーヒッター
- キャロウェイで統一されたクラブセッティングと科研製薬との注目契約
Contents
プロフィール

- 氏名: 木村 怜衣(きむら れい)
- 生年月日: 1999年10月18日
- 出身地: 宮城県仙台市
- 身長: 167cm
- 血液型: O型
- ゴルフ歴: 8歳から
- 得意クラブ: パター
- 学歴: 東北高等学校(宮里藍選手や有村智恵選手らを輩出した名門校)
- 趣味: 漫画を読むこと
- 目標とするプロゴルファー: 原英莉花選手
2023年秋、厳しいプロテストを突破し、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の96期生としてプロゴルファーの仲間入りを果たした木村怜衣(きむら れい)。彼女の名をゴルフファンに印象付けるのは、まずその圧倒的な飛距離だろう。167cmの恵まれた体格から放たれるドライバーショットは、平均で250ヤードを超え、時には280ヤードに達することもあると言われる。ヘッドスピードは最高で49.4m/s、平均でも46m/sを記録するという。
しかし、彼女のキャリアは単なるパワーだけでは語れない。プロテスト合格までの道のりは長く、腰椎椎間板ヘルニアという深刻な怪我との闘いを乗り越えて掴んだ栄光である。その不屈の精神と、困難を乗り越えた経験が、彼女のゴルフに深みを与えている。
アマチュア時代の活躍と試練
木村プロはアマチュア時代からその才能の片鱗を見せていた。2014年には「東北中学校ゴルフ選手権」で優勝、2017年には「ダンロップ女子オープン アマチュア選手選考会」で優勝するなど、頭角を現した。
しかし、順風満帆に見えたゴルフ人生は、2020年頃から患った腰椎椎間板ヘルニアによって一変する。2022年には日常生活に支障をきたすほどの激痛に悩まされ、ゴルフどころではない日々を送った。
復活への道のりとプロテスト合格
どん底の状態にあった木村プロに転機が訪れたのは、プロゴルファーの北田瑠衣選手との縁だった。北田プロの紹介で青山充コーチの指導を受けることになり、新しい治療法にも取り組んだ結果、徐々に回復。そして2023年11月、6度目の挑戦で見事プロテストに合格を果たした。
プロとしての現在とサポート体制
2024年からルーキーイヤーを迎え、現在はステップ・アップ・ツアーを主戦場に戦っている。
大きな注目を集めているのが、2024年4月に発表された科研製薬株式会社とのスポンサー契約だ。同社がプロアスリートとスポンサー契約を結ぶのは、木村プロが初めてのケースであり、その期待の高さがうかがえる。
現在、特定のメーカーとは契約せず、フリーで活動している。
自身の公式Instagramでは、試合の報告やツアー中に宿泊したホテルの紹介などを通じて、ファンやスポンサーへの感謝の気持ちを発信している。
持ち前の飛距離と、数々の困難を乗り越えてきた精神力で、今後のJLPGAツアーでの活躍が期待される大型ルーキー、木村怜衣プロから目が離せない。
2023年最終プロテスト結果
順位 | SCORE | 合計 | 1R | 2R | 3R | 4R |
---|---|---|---|---|---|---|
15T | -6 | 282 | 70 | 72 | 71 | 69 |
クラブセッティング
- ドライバー:キャロウェイ Rogue(ロフト約10°前後、シャフト:フジクラ・ベンタスブラック)
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- フェアウェイウッド:キャロウェイ Rogue(3番ウッド ※シャフト:ベンタスブラック。同モデルの5番ウッドも使用)
- ユーティリティ:キャロウェイ APEX ハイブリッド(4番相当、約22°)
- アイアン:キャロウェイ APEX PRO アイアン(#5~#9およびPW)
- ウェッジ:キャロウェイ製ウェッジ(ロフト50°・54°・58°の3本)
- パター:オデッセイ(キャロウェイ) 2ボール パター
スポンサー契約
- 科研製薬
- 東急リゾーツ&ステイ
- 東京天竜
契約ゴルフウェアブランド
- ニューバランス ゴルフ (New Balance Golf)
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2025年 出場試合スケジュール
2025年のシーズンは、ファイナルQT282位でスポンサー推薦やマンデートナメントからの挑戦となりそうです。

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総括:苦難を乗り越えた“飛ばし屋”が描く逆転ストーリー
- ジュニア時代から活躍し、名門・東北高を経てプロ入り
- 椎間板ヘルニアの試練を乗り越え、2023年に悲願のプロテスト合格
- 2024年のルーキーイヤーはステップ・アップ・ツアーが主戦場
- キャロウェイのクラブ・パターで統一し、飛距離と安定感を両立
- Instagramでの発信を通じて、ファンやスポンサーとの交流も積極的に展開