2026ステップ・アップ・ツアー

山内日菜子がツインフィールズレディーストーナメント2026で今季初優勝を飾った

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第5戦「ツインフィールズレディーストーナメント」は、石川県小松市のゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコースで開催されました。賞金総額は3,000万円、優勝賞金は540万円。実績ある選手と勢いのある若手が上位に並び、最終日まで見応えのある優勝争いとなりました。

今大会を制したのは、JLPGAツアー通算2勝の山内日菜子選手です。大会第2日を終えて通算7アンダーで高田菜桜選手と首位に並ぶと、最終日は67をマーク。通算12アンダーまで伸ばし、2位に3打差をつけて今季初優勝を飾りました。

参照元:JLPGA公式「山内日菜子と高田菜桜が首位に並ぶ」「圧巻の67 山内日菜子が今季初優勝」「最新情報ーツインフィールズレディーストーナメントー次戦へひとこと

山内日菜子と高田菜桜が通算7アンダーで首位に並んだ

大会第2日は、山内日菜子選手と高田菜桜選手が通算7アンダーで首位に並びました。2打差の通算5アンダー、3位タイには大会連覇を狙う前田羚菜選手をはじめ、松原柊亜選手、森村美優選手らが続き、上位は混戦模様となりました。

山内選手はこの日、ティーショットに不安を感じる場面がありながらも、ショートゲームでしっかりカバー。ノーボギーで回り、首位タイに浮上しました。今季は内容面で手応えがありながら、なかなか結果に結びつかない時期もあったようです。その分、最終日に向けては結果を追いすぎず、1打1打に集中する姿勢を大切にしていました。

一方の高田選手は、今季ステップ・アップ・ツアー第3戦でプロ初優勝を挙げたばかりのルーキーです。18番では残り190ヤードから4番ユーティリティで2メートルにつけ、バーディーを奪うなど、勢いを感じさせるプレーを見せました。ノーボギーで通算7アンダーまで伸ばし、2勝目を狙える位置で最終日を迎えました。

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松原柊亜と森村美優も優勝争いに加わった

3位タイに入った選手たちの中でも、松原柊亜選手と森村美優選手の存在感は印象的でした。松原選手は第2日を3アンダーで回り、通算5アンダー。最終日に向けては、まずティーショットを丁寧に打つことを課題に挙げていました。

優勝を意識しすぎると力が入るため、松原選手は「前日より良いスコアで回る」という現実的な目標を立てていました。こうした一歩ずつ積み重ねる姿勢は、優勝争いの中でも大切な考え方です。

森村美優選手も通算5アンダーで上位につけました。先月、同期の高田選手が優勝したことに悔しさを感じながらも、それが良い刺激になっていると話しています。YANMAR HANASAKA Ladiesで2位に入った経験もあり、今回はよりはっきりと優勝を意識して最終日に向かう形となりました。

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最終日は山内日菜子が勝負どころで3連続バーディーを奪った

最終日は、首位でスタートした山内日菜子選手が67をマークし、通算12アンダーで優勝を決めました。終盤まで混戦の展開でしたが、15番からの3連続バーディーで一気に流れを引き寄せました。

15番では残り103ヤードの第2打をピン4メートルにつけ、バーディーを奪取。続く16番パー3では4番ユーティリティで3メートルにつけ、ここでもチャンスを逃しませんでした。さらに17番パー5では、狙い通りのマネジメントで第3打をピン1メートルへ寄せ、優勝を大きく引き寄せました。

結果だけを見ると2位に3打差をつける完勝ですが、山内選手自身にとっては簡単な一日ではありませんでした。この日のテーマは「焦らない」こと。後半14番までバーディーが取れず、焦りが出てもおかしくない展開でしたが、そこで気持ちを乱さずに自分のプレーを続けたことが、終盤の爆発につながりました。

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勝利を支えたのは11番のパーセーブだった

山内選手がキーホールに挙げたのは、派手なバーディーではなく11番のパーセーブでした。第1打を左に曲げ、前方には木がある難しい状況。第2打を右から回してグリーンに乗せ、残った15メートルのロングパットをしっかり寄せてパーを拾いました。

ゴルフでは、バーディーだけが流れを作るわけではありません。崩れそうな場面でパーを拾えるかどうかが、最終的な結果に大きく関わります。山内選手にとって、この11番のパーは、優勝へ向かう流れを切らさない大きな一打になりました。

プロ11年目、そして30歳を迎えた節目のシーズン。JLPGAツアーで2勝、ステップ・アップ・ツアーでも勝利経験のある山内選手ですが、それでも優勝する難しさを改めて感じた大会だったようです。だからこそ、今季初優勝の喜びは大きなものになりました。

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高田菜桜は2位タイで悔しさと学びを得た

通算9アンダーの2位には、リハナ選手と高田菜桜選手が入りました。高田選手は2勝目を狙える位置で最終日を迎えましたが、勝負どころのパッティングを決めきれず、優勝には届きませんでした。

本人も、ここぞという場面でパットを外したことを課題として受け止めています。一方で、最終組で山内選手らのプレーを間近で見られたことは、大きな学びになったようです。特に山内選手がミスをしても焦らずにプレーしていた姿に、強い印象を受けていました。

それでも高田選手は、すでに今季1勝を挙げているルーキーです。今回も2位タイに入り、安定して上位争いに絡める力を示しました。悔しさを次戦のプレナスレディースカップにつなげられれば、2勝目のチャンスはまた近づいてきそうです。

村田歩香と小滝水音も次戦へつながる手応えを残した

4位に入った村田歩香選手は、ショットに自信を持ってプレーできたことを収穫に挙げました。プロ3年目で上位に入れたことを喜びつつ、今季の目標であるステップ・アップ・ツアー優勝へ向けて、さらに意欲を高めています。

5位タイに入った小滝水音選手は、18番で18メートルのバーディーパットを沈め、18番バーディー賞を獲得しました。長い距離のパットを決めたことは大きな自信になるはずです。今季はステップ・アップ・ツアーでの優勝に加え、QTファイナルステージから出られるようにすること、さらにリランキングで上位に入ることを目標にしています。

上位に入った選手たちは、それぞれ次の試合や主催者推薦選考会へ向けて前向きなコメントを残しました。今回の好成績が、JLPGAツアー出場やランキング上昇につながる可能性もあり、今後の動きにも注目です。

まとめ 山内日菜子の優勝は経験と冷静さが光る勝利だった

ツインフィールズレディーストーナメント2026は、山内日菜子選手の経験と冷静さが光った大会でした。第2日を終えて高田菜桜選手と首位に並び、最終日は後半まで我慢の展開。それでも焦らずにチャンスを待ち、15番からの3連続バーディーで勝負を決めました。

高田菜桜選手、松原柊亜選手、森村美優選手といった若い選手たちも優勝争いに加わり、ステップ・アップ・ツアーらしい勢いも感じられる大会でした。その中で、山内選手が見せた落ち着きと勝負どころの強さは、実績ある選手ならではのものだったといえます。

今回の優勝で、山内選手は9月のソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会の出場権を獲得しました。さらに次週はリゾートトラスト レディスへの推薦出場も予定されています。故郷・宮崎で行われるJLPGAツアー最終戦出場という目標へ向けて、今回の勝利が大きなきっかけになるかもしれません。

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