2026ステップ・アップ・ツアー

高田菜桜がプロ初優勝 大王海運レディスオープン2026

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第3戦「大王海運レディスオープン」が、愛媛県松山市のエリエールゴルフクラブ松山で開催されました。賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円を懸けた今大会は、初日が降雨によるコースコンディション不良で中止となり、36ホールの短縮競技として実施されました。

短期決戦となった中で存在感を放ったのが、2025年プロテスト合格のルーキー・高田菜桜選手です。第1ラウンドを首位タイで終えると、最終日は一時4打差を追う苦しい展開から粘り強く追い上げ、通算9アンダーでプロ初優勝を達成しました。2025年プロテスト合格組では初の優勝者となり、新世代の勢いを印象づける大会となりました。

雨で初日中止となり36ホールの短縮競技へ変更された大会

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大会初日の4月23日は朝から降り続く雨の影響でコース状態が悪化しました。競技はスタートしたものの、午前8時46分に中断。その後も回復の見込みが立たず、午前11時に競技中止が決定されました。

この判断により大会は36ホールへ短縮され、第1ラウンド終了時点で60位タイまでが決勝ラウンドへ進出する形式に変更されました。通常より少ないホール数で勝負が決まるため、選手たちは限られたチャンスの中で結果を残すことが求められました。

中止決定後、山本景子選手は良い流れでプレーできていただけに悔しさをにじませながらも、翌日のラウンドへ気持ちを切り替えました。福田萌維選手もコース管理への感謝を口にしつつ、短縮競技でも優勝争いに加わることを目標に掲げていました。

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高田菜桜と小林夢果が首位タイで好スタートを切った

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仕切り直しとなった4月24日の第1ラウンドでは、高田菜桜選手と小林夢果選手がともに67をマークし、5アンダーで首位に並びました。1打差の4アンダーには辻梨恵選手、3アンダーの4位タイには小滝水音選手やリハナ選手らが続き、上位は混戦となります。

高田選手はパッティングが冴え渡り、狙ったラインへ正確に打ち出せたことが好スコアにつながりました。さらに、本人も記憶にないというイーグルを決めるなど、勢いあふれるプレーで首位タイ発進を決めます。

小林選手も風の影響が残る難しいコンディションの中で安定したゴルフを展開しました。特に短いパーパットを確実に沈めたことがスコアメイクにつながり、首位タイで最終日を迎えることになります。

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高田菜桜が4打差を跳ね返して逆転優勝をつかんだ

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最終日は高田菜桜選手と小林夢果選手が首位タイからスタートしました。序盤は小林選手が主導権を握り、前半だけで4つスコアを伸ばします。さらに11番パー5でもバーディーを奪い、通算10アンダーまで到達。一時は高田選手との差を4打まで広げました。

それでも高田選手は冷静さを失いませんでした。9番パー5でボギーを喫したものの、追う立場へ気持ちを切り替えます。昨年のプロテスト最終日に順位を大きく上げて合格をつかんだ経験が、この場面でも精神的な支えになりました。

勝負どころとなった12番から16番では5ホールで3つのバーディーを奪取。16番で決めたバーディーパットは優勝争いの流れを引き寄せる大きな一打となり、小林選手との差をついに縮めました。

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18番ホールで沈めた50センチのパットが初優勝を決定づけた

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勝負は最終18番パー4までもつれ込みます。高田選手はティーショットを左へ曲げ、第2打も木の下から打たなければならない難しい状況となりました。それでも冷静にグリーン手前まで運び、アプローチでカップ近くへ寄せます。

残されたのは約50センチのパーパットでした。距離は短くても、優勝が懸かった場面では大きなプレッシャーがかかります。この時点で小林選手がボギーとしていたため、高田選手はこのパットを決めれば優勝という状況でした。

最後は落ち着いてカップへ沈め、通算9アンダーでプロ初優勝を達成。最終日は5バーディー、1ボギーの68を記録し、追いかける立場から逆転でタイトルを手にしました。JLPGAツアーとステップ・アップ・ツアーを合わせても出場3試合目という早い段階での優勝は、今後への期待を大きく高める結果となりました。

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上位に入った選手たちも収穫を得た大会となった

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通算8アンダーの2位タイには荒川怜郁選手、福田萌維選手、小林夢果選手が入りました。優勝には届かなかったものの、それぞれが次戦につながる内容を残しています。

荒川選手は後半にボギーを喫しながらも、前日のプレーを取り返す意識で最後まで攻め続けました。ここ2戦で好成績が続いていることもあり、自身の成長を実感できる大会となりました。

小林選手は一時通算10アンダーまでスコアを伸ばしながらも、終盤でリードを守り切れませんでした。試合後はティーショットやセカンドショットの精度向上を課題に挙げ、さらなるレベルアップへの意欲を見せています。

また、5位タイに入った桑山紗月選手も印象的なプレーを披露しました。最終日はすべてのパー5でバーディーを奪い、今季初となる60台をマーク。前日の反省を生かしてパッティングを修正したことが好結果につながりました。

高田菜桜の初優勝がルーキー世代の存在感を示した大会だった

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大王海運レディスオープン2026は、初日の中止によって36ホールへ短縮される異例の大会となりました。その中でも高田菜桜選手は首位発進から一時4打差を追う展開を乗り越え、逆転でプロ初優勝を成し遂げました。

2025年プロテスト合格者では初となる優勝を果たしたことは、高田選手にとって大きな自信になるだけでなく、若手選手たちの活躍を象徴する結果といえるでしょう。

今後はJLPGAツアーでのさらなる飛躍や、ステップ・アップ・ツアーでの複数回優勝も期待されます。プロキャリアをスタートさせたばかりの高田菜桜選手が、この勝利をきっかけにどのような成長を見せるのか、今後の戦いにも注目が集まります。

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