2026ステップ・アップ・ツアー

大須賀望が開幕戦を制す YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament 2026を振り返る

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズンの開幕戦「YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament」が、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・琵琶湖コースで開催されました。

賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円をかけた今大会は、悪天候の影響で第2日の競技が中止となり、36ホールの短縮競技として実施されました。

限られたラウンド数で争われた開幕戦を制したのは、プロ4年目の大須賀望選手です。最終日を首位で迎えながら序盤は連続ボギーと苦しいスタートになりましたが、最後まで冷静なプレーを貫き、通算1アンダーで接戦を制しました。これがステップ・アップ・ツアー通算3勝目となり、新シーズンに向けて大きな弾みとなる優勝でした。

18番ホールのバーディーが大須賀望の優勝を決定づけた

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今大会最大の見せ場となったのは、最終18番ホールでした。

優勝争いは最後まで混戦となり、複数の選手が首位を争う緊迫した展開が続きます。その中で大須賀選手は、勝負どころでも落ち着いた判断を見せました。

セカンドショットでは、ピン奥を狙うリスクを避け、手前から安全に攻めるマネジメントを選択。万が一バーディーを逃してもプレーオフへ持ち込める可能性を考慮しながら、冷静にクラブを選択しました。

そして約6メートルのバーディーパットを沈めると、自然にガッツポーズが飛び出します。その表情からは、優勝の喜びだけでなく、苦しい展開を乗り越えた安堵も伝わってきました。

開幕戦という大切な一戦で勝ち切れたことは、今後のシーズンを戦ううえでも大きな自信につながる結果となりました。

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苦しい序盤でも崩れなかったメンタルの強さ

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最終日は首位スタートだったものの、大須賀選手はいきなり連続ボギーを喫します。

リードしている立場で流れを失えば焦りが生まれやすい状況でしたが、大須賀選手は最後まで大きくプレーを乱しませんでした。

その背景には、昨年から取り組んできたメンタルトレーニングがあります。自分が首位に立っていることを意識するのではなく、「追いかける立場」と考えることで、一打一打に集中できたと振り返っています。

ゴルフは技術だけではなく、精神面も勝敗を左右するスポーツです。特に36ホールの短縮競技では、一つのミスが順位に直結しやすくなります。

プレッシャーのかかる場面でも自分の考え方を貫き、最後まで集中力を切らさなかったことが優勝につながりました。

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ルーキーイヤーの活躍を経て再びつかんだ勝利

ルーキーイヤーの活躍を経て再びつかんだ勝利のイメージ画像

大須賀選手は2023年のルーキーイヤーにステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げ、早くから将来を期待される存在となりました。

しかし、その後は思うような結果を残せない時期が続きます。昨年はQTファーストステージで苦戦し、悔しい経験も味わいました。

迎えた2026年シーズン、大須賀選手が掲げていた目標は「まず1勝すること」でした。

その目標をシーズン開幕戦で達成できたことは、単なる1勝以上の意味があります。

苦しい時間を乗り越え、自分のゴルフを取り戻したことを証明する価値ある勝利だったといえるでしょう。

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2位タイに入った選手たちも存在感を示した大会

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優勝は大須賀選手でしたが、2位タイでフィニッシュした浜崎未来選手、藤井美羽選手、森村美優選手も印象的なプレーを見せました。

浜崎選手は難しいコースコンディションの中で60台を記録。昨年はランキングを意識し過ぎて苦しんだ経験を踏まえ、今季は目の前のプレーに集中する姿勢で大会に臨んでいました。

藤井選手は終盤のパッティングに課題を残したものの、難易度の高いセッティングで通算イーブンパーを記録。複数回優勝とランキング上位進出という目標へ向け、手応えを感じる大会となりました。

また、2025年プロテスト合格の森村選手はベストルーキー賞を獲得しました。優勝争いを経験できたことを前向きに受け止めており、今後の活躍が期待されます。

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難しいコースコンディションが勝敗を左右した開幕戦

難しいコースコンディションが勝敗を左右した開幕戦のイメージ画像

大会初日はアンダーパーを記録した選手がわずか4人という厳しいセッティングとなりました。

その中で大須賀選手は69をマークし、2アンダーで首位発進。西山ゆかり選手、桑山紗月選手、清本美波選手が1打差で続きました。

西山選手はショートゲームの安定感を武器に上位争いへ加わり、桑山選手も終盤の連続バーディーで存在感を発揮しました。

さらに、地元・滋賀県出身の北村響選手も芝目を熟知したプレーで好位置につけ、2023年大会優勝者らしい安定感を見せています。

しかし、第2日は荒天により競技が中止となり、大会は36ホールへ短縮されました。

短縮競技となったことで、一打一打の重要性がさらに高まり、最後まで緊張感のある優勝争いが繰り広げられました。

仲宗根澄香や與語優奈にも今後の期待が集まる

仲宗根澄香や與語優奈にも今後の期待が集まるのイメージ画像

5位に入った仲宗根澄香選手は、ショット、体調、メンタルのバランスが整った状態で大会を戦い抜きました。

今後はJLPGAツアーを中心に出場し、ツアー初優勝を目標に掲げています。今回の好結果を上位ツアーでも生かせるか注目されます。

また、2025年大会を制した與語優奈選手は23位タイで大会を終えました。

順位こそ伸ばせませんでしたが、ショットの内容には一定の手応えを感じており、今後の調整次第では再び上位争いに加わる可能性も十分にありそうです。

大須賀望の復調を印象づけた価値ある開幕戦となった

大須賀望の復調を印象づけた価値ある開幕戦となったのイメージ画像

2026年のステップ・アップ・ツアー開幕戦は、悪天候による短縮競技という難しい条件の中で行われました。

初日から厳しいコースコンディションが続き、最終ホールまで優勝の行方が分からない接戦となったことで、開幕戦らしい見応えのある大会となりました。

その中で優勝を手にした大須賀望選手は、ルーキーイヤーの活躍、苦しいシーズン、QTでの悔しさを乗り越え、自分自身のゴルフを信じて結果を残しました。

18番ホールで見せたガッツポーズは、復調を印象づける象徴的なシーンだったといえるでしょう。

この勝利をきっかけに勢いへ乗れるのか、大須賀選手はもちろん、上位争いを演じた選手たちの今後の戦いにも注目が集まります。

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